小池真司さんがCD『ECHO』について書いてくれた印象

ECHOジャケット

シンガーソングライター・小池真司さんとのお付合いは年々密になって来ていて。
私は彼の書く詞がとても好きなのだ。
理由はうまく説明できないが、かなり暗い絶望的な内容の詞が多く感じるんだが、そこはかと一条の光みたいなものが向こうの方から射し込んでいるのが、まるで一遍の宗教書を読むかのような感覚で心地良い。

小池さんと重ねたライブの音源をYouTubeに彼のイラストと共に少しずつアップしているが、それの紹介は後日にして、今回はCD『ECHO』へ贈っていただいた、とても味わい深い文章を載せます。

小池さんありがとう。

「ECHO」
真冬のみづうみに
指先をつけてみる
揺れる水面に
どこにも無い雪山が
逆さに映っている
一艘のボートには
これから死んでいく作家
釣糸を垂れて
その猟銃の音が
こだまから先に聞こえてくる

一斉に飛び立つ
冬越えの白鳥たち
白紙の原稿だけが
この冬を越えていき
真っ白なスコアとなって
ピアノの形の
不在へと
きらきらしく
降りそそぐ

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中